自動で靴紐を締める「パワーレース」機能搭載のハイテクスニーカー最高峰モデル、ナイキ ハイパーアダプト1.0の全貌が徐々に明らかになってきた。
ナイキはどのようにして、長年の夢であったこの未来のスニーカーを現実にしたのか。ナイキの誇るシニアイノベーターでもあり、同時にハイパーアダプト 1.0のクリエイターの一人であるティファニー・ビアーズ氏が詳細を語った。
テクノロジーの小型化、そしてスニーカーに搭載可能な耐久性が必要だった
「靴というのは非常に摩耗しやすいものだ。伸びたり、ねじれたり、汗をかいたりと様々な要素の中で、毎日履き、毎日痛めつけるものだ。、だからこそ、今回のハイパーアダプト1.0の実現には、小さく、かつ耐久性のある強いテクノロジーの登場が必要不可欠であり、我々はそれを待っていた。」
フライワイヤーとフライウィーブこそがハイパーアダプト1.0を可能にしたテクノロジー
「このスニーカーは「ナイキフライウィーブ」を使用したとても複雑なデザインを採用している。フライウィーブの中には、2008年に業界に登場して以来、エアジョーダンやナイキ ゴルフシリーズに使用されてきたフライワイヤーが組み込まれており、自動で靴紐を締める「パワーレース」機能のエンジンとシステムを組み合わせるのにパーフェクトな素材だった。」
エアジョーダン XX8が大きなアイディアをもたらした
「私は設計をしている時、エアジョーダンXX8に着想を得た。XX8のソールに採用されている素晴らしいクッションとフライトプレートには、ソールの間に大きな空白部分が存在し、そのスペースこそ「パワーレース」機能のエンジンを搭載するのプラットフォームに最適だった。だから私たちはそこにイノベーションを起こしたんだ。」
マイケル・J・フォックス(マーティー・マクフライ)はハイパーアダプト1.0をまだ見ていない
「実は、まだ彼にはこのスニーカーを見せていないんだ。”バック・トゥ・ザ・フューチャー 2″が未来のスニーカーをここまで正確に予想できると、一体誰が思っただろう。まるで予言書があったかのように思えるよ。」
近日、超次世代スニーカー ナイキ ハイパーアダプト1.0 の秘密 Part. 2も公開予定なので、お楽しみに!
(via: solecollector)